August 26, 2018 / 11:08 PM / 3 months ago

BIS総支配人、保護主義の経済へのリスク警告

 8月25日、国際決済銀行(BIS)のカルステンス総支配人は、ワイオミング州ジャクソンホールの経済シンポジウムで、台頭する保護貿易主義について「物価上昇や失業増加、成長押し下げ」につながると警告した。写真はワシントンで4月撮影(2018年 ロイター/Yuri Gripas)

[ジャクソンホール(米ワイオミング州) 25日 ロイター] - 国際決済銀行(BIS)のカルステンス総支配人は25日、ワイオミング州ジャクソンホールの経済シンポジウムで、台頭する保護貿易主義について「物価上昇や失業増加、成長押し下げ」につながると警告した。

総支配人は、関税引き上げは米国のインフレ率を上昇させ、米連邦準備理事会(FRB)に利上げを迫ると指摘。その結果、ドルが上昇し、米国の輸出業者と新興国経済に打撃を与えるとの見方を示した。

また総支配人は、投資家が萎縮し、金融の状況が引き締まるため、「金融市場が不安定化し、企業の設備投資の重しになる」と強調した。

BISは、総支配人の講演に合わせて調査報告書を公表した。それによると、北米自由貿易協定(NAFTA)が撤廃された場合には、カナダの国内総生産(GDP)が370億ドル失われるほか、メキシコでは220億ドル、米国では400億ドルのGDPがそれぞれ失われると試算した。報告書はさらに、北米全域で賃金が低下するとも指摘した。

総支配人は「急激な通貨安が新興国の投資と成長を押し下げるという事実を先進国は軽視すべきではない。経済活動の低下は先進国からの輸出への需要減につながるため、影響はすべての国に及ぶ。長期的には、保護貿易主義は利益ではななく、痛みだけをもたらす」と述べた。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below