December 17, 2018 / 6:03 AM / a month ago

世界的株安は今後も続く、金融引き締めや景気減速懸念=BIS

 12月16日、国際決済銀行(BIS)は四半期報告で、最近の世界的な株安は始まりに過ぎず、今後も続くとの見通しを示した。NY証券取引所で14日撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)

[ロンドン 16日 ロイター] - 国際決済銀行(BIS)は16日公表した四半期報告で、最近の世界的な株安は始まりに過ぎず、今後も続くとの見通しを示した。各国の金融引き締めや景気減速への懸念から、投資家は市場から資金を引き揚げるとみている。

BISの金融経済部門の責任者、クラウディオ・ボリオ氏は「今四半期の市場の動揺は1回限りのものではない。特に通商摩擦や政治的不透明感が強まる中で金融政策の正常化は厄介だ」と指摘した。

今年の株式市場は欧州やアジアで急落したのに加え、約10年上昇を続けていた米国株も最近マイナス圏に転じた。世界全体や米国の景気の先行きに懸念が強まっている上、各国の中央銀行も金融危機時の大規模緩和からの出口を模索し、引き締めに移行しつつあるため。

米国債利回りも、ここ数週間で長短金利の差が縮小し、「景気後退の予兆」とされる「逆イールド」が発生し、投資家心理を冷やした。

ただボリオ氏らは、景気後退の前兆としては国債の逆イールドよりも金融政策サイクルの動きを調べた方が的中率が高いと指摘。過去の調査では、1980年代初頭以降、市場の下落は金融引き締めよりも活況後に起こることが多かったとした。

米金利が上昇を続ければドル資金の調達が難しくなる恐れもあるが、BISによれば、金融業界は米国外でのドル調達能力によりこのリスクを穴埋めできる。

またBISによると、世界全体の越境融資のうち発展途上国の銀行が占める割合は12%強と、2008年代半ばの3%から大幅に上昇した。新興市場国企業向け融資の拡大が理由だという。

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