Reuters logo
主要中銀、金融引き締めで市場抑制を確実に=BISリポート
December 4, 2017 / 2:13 AM / 12 days ago

主要中銀、金融引き締めで市場抑制を確実に=BISリポート

[ロンドン 3日 ロイター] - 国際決済銀行(BIS)は3日に公表した四半期リポートで、主要国の中央銀行による政策金利の段階的引き上げについて、すでにフロス(小さな泡)が形成されつつある一部の金融市場への十分な抑制効果があることを確実にするよう求めた。

 12月3日、国際決済銀行(BIS)は、公表した四半期リポートで主要国の中央銀行による政策金利の段階的引き上げについて、すでにフロス(小さな泡)が形成されつつある一部の金融市場への十分な抑制効果があることを確実にするよう求めた。写真はスイスのバーゼルにあるBIS本部。10月に撮影(2017年 ロイター/Arnd Wiegmann)

BISのボリオ金融経済局長は、自国通貨・外国通貨建てともに借入水準はなお高く、資産価格評価も「泡のように」膨れ上がった状態にあると指摘。「リスクテイクが長引けば、バランスシートがリスクにさらされる度合いも大きくなる可能性がある」と述べた。

ただ、米連邦準備理事会(FRB)がバランスシートを縮小し、欧州中央銀行(ECB)が緩和規模を大幅縮小にしようとする中でも、各国の国債利回りは低水準にとどまっている。

この理由としては、世界成長見通しの改善や日本の金融緩和政策の継続、FRBやECBの慎重な姿勢が考えられるものの、ボリオ氏は「より深い疑問」があるとし、「金融情勢が明らかに和らげば、引き締めに効果があるとみなせるのか。答えがノーの場合、中銀はどう対処すべきか」との疑問も呈した。

特に米国の債券利回りとボラティリティーの低迷は、グリーンスパン元FRB議長が金融危機前の2005年に言及した債券市場の「コナンドラム(謎)」を想起させるとの懸念もある。

ボリオ氏は「漸進主義と予見可能性が規範となりつつある時代には、(政策引き締めを巡る)こうした疑問はより差し迫ったものになりそうだ」と述べた。一部の株式市場にフロスが生じている時には特に問題になってくるという。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below