March 12, 2018 / 12:47 AM / 6 months ago

主要中銀、市場の変動にかかわらず政策正常化を進めるべき=BIS

[ロンドン 12日 ロイター] - 国際決済銀行(BIS)は11日、リポートを発表し、2月に世界の金融市場が動揺したことにより、主要中央銀行の長年にわたる非伝統的刺激策の終了や政策金利引き上げが阻害されるべきではないとの見解を示した。

 3月11日、国際決済銀行(BIS)は、リポートを発表し、2月に世界の金融市場が動揺したことにより、主要中央銀行の長年にわたる非伝統的刺激策の終了や政策金利引き上げが阻害されるべきではないとの見解を示した。写真はバーセルのBIS本部。2010年9月に撮影(2018年 ロイター/Christian Hartmann)

BISは長期的に平穏な状態が続いたため、市場の動揺は今後も発生し、貿易戦争への懸念が政策正常化に向けた「デリケートな取り組み」を一段と複雑にすると指摘。ただ、米国に始まり、徐々に他国にも波及しつつある金利引き上げの動きは継続すべきだとし、BISのボリオ金融経済局長は「(政策正常化)路線を進めていくには、多大な技能と判断、一定の幸運を必要とするだろう」と述べた。

局長はその上で「しかし政策担当者はボラティリティーを恐れる必要はない。正常化の道筋では、ある程度のボラティリティーは友ともなり得る」と付け加えた。

BISは世界市場の株価急落につながった最近の市場の調整について、力強い米国の経済成長と賃金インフレ統計を受けて利上げペース加速への懸念が高まったためと分析。ボリオ局長は「市場の動揺は最後ではないだろう。金融市場と世界経済は未知の領域を歩んでいる」と述べた。

BISのスタッフはまた、VIX指数(恐怖指数).VIXなどのボラティリティーに連動する上場投資信託(ETF)が2月の市場の波乱で果たした役割を精査。一部の市場参加者がこれらのタイプの上場投資商品(ETP)に関し、一日の終わりに通常行われる資産の「リバランシング」を見込んで、午後のある時点でVIX先物価格を「競り上げ」始めたことが分かったと報告した。

「リバランシングの機械的な特性により、VIX先物価格が上昇したことで、ETPによるVIX先物のさらに大量の購入が必要となり、フィードバックループが生じた」と説明した。

ただリポートは、最近の市場の混乱でも、全般的な経済金融情勢は変化しておらず、「金融の状況は依然として非常に緩和的」だとした上で、「クレジット市場はほとんど動いていない。クレジットスプレッドは数十年ぶりの低水準に引き続き縮小している」と指摘した。さらに、「下落基調が続いていたドルは依然として弱く、特に新興市場国にとっては明らかに緩和的な金融状況だ」との見方を示した。

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