May 15, 2018 / 4:41 AM / 2 months ago

コラム:EU透明性向上策、ビットコインの正当性高めるか

[ミラノ 14日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 欧州連合(EU)は14日、仮想通貨の取引所などに利用者の認証を義務付ける規則に合意した。これにより犯罪者が不正入手した利益の隠ぺいが難しくなり、ビットコインなどの正統性が高まる可能性もある。

 5月14日、欧州連合(EU)は仮想通貨の取引所などに利用者の認証を義務付ける規則に合意した。写真は2014年撮影(2018年 ロイター/Pawel Kopczynski)

EUはマネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金調達の取り締まりの一環として、仮想通貨にも切り込んだ。目玉の1つは、数十ある欧州の仮想通貨取引所や、「ウォレット(電子財布)」で仮想通貨を管理する技術を提供する企業などに、通常の銀行と同様の顧客認証を義務付ける点だ。

新規則は、違法な資金移動との闘いにおける重要な一歩となる。仮想通貨人気が高まった主な要因の1つはおそらくその匿名性にある。ドラッグの売買人やテロリストは、仮想通貨を使えば規制下にある決済制度を避けて資金洗浄を行うことが可能だ。

EUの取り組みは、こうした状況を変える一助になるだろう。確かに、犯罪者がEU域外の取引所を使うことは可能だし、取引の場が取引所外に移るだけとなる恐れもある。しかし韓国も今年同様の規則を導入しているほか、米国も遠からず対策に乗り出すかもしれない。取引の透明性が高まれば、仮想通貨の社会的地位も上昇しそうだ。

●背景となるニュース

・EU理事会は14日、マネーロンダリングやテロ資金調達の規制強化に合意した。匿名による仮想通貨の利用を難しくする措置も盛り込まれている。

・仮想通貨取引所やウォレット運営会社はユーザー認証を義務付けられる。EU各国は新規則を国内法に落とし込む必要がある。

・仮想通貨市場は今年、最大で4320億ドル規模に膨らんだ。ロイターが14日、欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事の発言を引用して伝えた。

*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。

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