[東京 20日 ロイター] - 仮想通貨ビットコイン相場BTC=BTSPが20日、ビットスタンプ取引所で10%超下落して1万5800ドルと1週間ぶりの安値を付けた。3日前の17日に付けた過去最高値(1万9666ドル)を約20%下回る水準。
ビットコインは17日に過去最高値を付けて以降、下落している。17日には米先物取引所運営大手CMEグループCME.Oがビットコインの先物取引を開始。その1週間前には、米CBOEグローバル・マーケッツCBOE.Oが同様の取引を世界で初めて開始した。
ニッセイ基礎研究所の佐久間誠氏は「2つの先物の上場で機関投資家はビットコインの取引がより容易になった。先物によって市場参加者はビットコインをショートにすることも可能になった」と指摘した。
ビットコインは今年に入って価格が約19倍に値上がりしており、一部の政策当局者は懸念を強めている。
直近では1万6939ドルと前日比4.3%安。
ただ17日からの下落は大幅な調整とは言えない。ビットコインは11月には4日間で7888ドルから5555ドルへと約30%下落、9月には4979ドルから2972ドルへ40%下落した。
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