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円とスイスフランが上昇、地政学的懸念で逃避買い=NY市場

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 16日終盤のニューヨーク外為市場は、イラク情勢の緊迫化やロシアのウクライナ向けガス供給停止で、資金の安全な逃避先とされる円とスイスフランが買われる展開となった。ドルは米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちで軟調だった。

 6月16日、終盤のニューヨーク外為市場は、イラク情勢の緊迫化やロシアのウクライナ向けガス供給停止で、資金の安全な逃避先とされる円とスイスフランが買われる展開となった。ソウルで2010年10月撮影(2014年 ロイター/Truth Leem)

終盤のドル/円JPY=は0.23%安の101.82円と、6月のレンジの下限で取引された。ユーロ/円EURJPY=EBSは4カ月ぶり安値を付けた後、終盤は138.16円。

スイスフランも堅調。終盤のドル/スイスフランCHF=は0.8975フラン、ユーロ/スイスフランEURCHF=EBSは1.2179フラン。

ユーロ/ドルEUR=は上昇し、終盤は0.2%高の1.3569ドル。

イラクはここ1週間でスンニ派過激組織が北部を制圧。ロシアとウクライナはガス供給に関する価格交渉が決裂し、ロシアがウクライナ向けガス供給の停止に踏み切った。

オアンダのシニア通貨ストラテジストのアルフォンソ・エスパルザ氏は「地政学的な混乱が生じる一方で米景気回復に疑いが生じている」と述べ、こうした要因が円とスイスフランに対する逃避買いの背景との見方を示した。

地政学的な緊張による原油価格上昇で、米連邦準備理事会(FRB)は利上げ時期を後ずれさせる可能性がある。

ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニア・マーケット・アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「FRBはハト派的な言い回しになり、利上げは市場予想より遅れると示唆するかもしれない。そうなればドルの上値は抑えられるだろう」とした。

ポンド/ドルGBP=D4は、英中銀(BOE)が年内に金融引き締めに乗り出すとの観測から一時、2009年8月以来の高値となる1.7011ドルをつけた。終盤はやや上げ幅を縮めて1.6978ドル。ユーロ/ポンドもEURGBP=D4も0.7959ポンドと12年10月以来の安値を付けた後、終盤は0.7991ポンド。BOEのカーニー総裁は12日、市場予想よりも早く利上げに踏み切る可能性があると発言。BOEのビーン副総裁が14日に印刷された新聞の中で金利の「正常化」を支持すると述べると、ポンドは一段高となった。

*内容を追加して再送します。

ドル/円    終値   101.82/84

始値   101.82/84

前営業日終値   102.00/05  

ユーロ/ドル  終値   1.3572/74

始値   1.3533/34

前営業日終値   1.3535/40

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