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円が対ドル101円台後半に上昇、ウクライナ情勢懸念=NY市場

[ニューヨーク 13日 ロイター] -13日終盤のニューヨーク外為市場では、ウクライナ情勢をめぐるケリー米国務長官の発言を手掛かりに、円がユーロとドルに対して上昇した。

3月13日、終盤のニューヨーク外為市場では、ウクライナ情勢をめぐるケリー米国務長官の発言を手掛かりに、円がユーロとドルに対して上昇した。2011年9月撮影(2014年 ロイター/Lee Jae-Won)

ケリー国務長官は議会公聴会で、ウクライナ南部のクリミア自治共和国でロシア編入の是非を問う住民投票が予定通り16日に実施されれば、米国と欧州連合(EU)は17日に「一連の重大な措置」を発動させると述べた。

さらにウクライナのトゥルチノフ大統領代行が地元テレビで、ロシア軍がウクライナとの国境に集結していると発言。ウクライナで戦闘が起きるとの懸念が高まり、円やスイスフランなど安全な資産を買って株などリスク資産を売る動きが広まった。

ドル/円は101.56円と1週間ぶりの安値をつけた後、終盤は1.1%安の101.66円。ユーロ/円も終盤に1.4%安の140.90円と1週間ぶりの安値をつけた。

ドル/スイスフランは0.8699フランと2年半ぶりの安値をつける場面があった。ユーロ/スイスフランは0.2%安の1.213フラン。

DRW・トレーディングの市場ストラテジスト、ルー・ブリエン氏は「ケリー長官の発言で円が買われた。長官発言で17日に重大な措置がとられるかもしれないという考えが具体的になった」と述べた。 ユーロ/ドルは一時2年半ぶりの高値となる1ユーロ=1.3967ドルを付けた後で下げに転じ、終盤は0.3%安の1.3858ドル。 終盤のユーロ/円は1.41%安の140.84円。 ウクライナ情勢の緊迫化が欧州に波及するとの懸念が、ユーロ圏は景気後退や債務危機を脱したとの楽観論を上回った。 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がECBはユーロ圏にデフレが根付かないようにするための追加政策手段を用意しているとの見解を示すと、ユーロは終盤に下げ幅を広げた。総裁はユーロ相場について、ECBの物価安定評価で一段と関連性が深まっているとも述べた。

一方、ニュージーランド(NZ)ドルは、ニュージーランド準備銀行(中央銀行)の利上げを受けて上昇した。対米ドルで0.8607米ドルと2013年5月以来の高値をつけた後、終盤は0.2%高の1NZドル=0.8540米ドル。

中国の最新の経済指標は1─2月の鉱工業生産が市場予想を下回るなど、強いとは言い難い内容だった。しかし市場では「どうみても素晴らしい数字ではなかったが、新たに大きなリスクオフ・ポジションをとるほど悪くはなく、市場の反応は限定的だった」(大手邦銀のトレーダー)との声が聞かれた。

ドル/円    終値   101.81/84

始値   102.61/62

前営業日終値   102.75/77

ユーロ/ドル  終値   1.3867/69

始値   1.3949/50

前営業日終値   1.3903/05

*情報を追加しました。

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