[23日 ロイター] - カナダのブラックベリーが23日公表した第1・四半期(3─5月)決算は、売上高が3.4%減の1億6800万ドルとなったものの、アナリスト予想平均の1億6070万ドルを上回った。自動車関連製品とサイバーセキュリティーサービスが伸びた。
純損失は前年同期の6200万ドル(1株当たり11セント)から1億8100万ドル(同35セント)に拡大した。特別項目を除くと、1株当たり5セントの損失で、アナリスト予想と一致した。
電気自動車とコネクテッドカー技術に対する需要の高まりは、同社自動車用ソフトウエア販売を押し上げた。特にゼネラル・モーターズ(GM)、メルセデス・ベンツ、トヨタなどの自動車で使用されている。
ブラックベリーによると、自動車関連製品を含むインターネット・オブ・シングス(IoT)部門の売り上げが19%増、粗利益率は84%だった。
同社最大のサイバーセキュリティー部門の売り上げは6%増の1億1300万ドル。リモートワークを支援するクラウドプラットフォームに移行する企業が増えた。
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