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ブラックストーンが傘下REITの解約制限、11月の請求急増で

 12月1日、米大手投資会社ブラックストーンは、傘下の資産規模690億ドルの不動産投資信託(REIT)について解約制限措置を講じた。ニューヨークのマンハッタンで11月12日撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米大手投資会社ブラックストーンは1日、傘下の資産規模690億ドルの不動産投資信託(REIT)について解約制限措置を講じた。11月の請求総額が、月間純資産価値の2%と四半期純資産価値の5%を上回るほどに膨らんだためという。

関係者の話によると、非上場のこのREITに投資している人々の間で、ブラックストーンがバリュエーションを他の上場REITの実勢に修正する動きが鈍いことに懸念が広がっている。上場REITは金利上昇で軒並み打撃を受けている状況にある。

ただ関係者は、足元の解約請求はアジアの投資家が主体で、彼らは地元市場のボラティリティー拡大を踏まえて流動性を確保する必要があると事情を説明した。

ブラックストーンの広報担当者は、該当するREITの資産は大半が賃貸住宅と物流施設で、長期的に確定的な利回りが得られる構造になっていると述べた上で「われわれの事業はファンドのフローではなくパフォーマンスに基づいて構築されている。そしてパフォーマンスは頑健だ」と強調した。

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