[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米資産運用大手ブラックストーンは、幅広い資産に投資する「戦術的機会」戦略に最大100億ドルの資金を確保する。事情に詳しい関係者がロイターに語った。
ロイターは以前、ブラックストーンが「タクティカル・オポチュニティーズ・ファンド・IV」で約50億ドルの資金を集めたと報じていた。このファンドは当初、40億ドルしか募集しない方針だった。関係者によると、同社はまた、このファンドに沿って運用する資金として別途50億ドルを確保した。
ブラックストーンの広報はコメントを拒否した。
同社は戦術的機会戦略のファンドについて、投資対象を特定の業種、地域、資産に限定せず、投資機会を生かすため柔軟に運用する金融商品として販売している。こうした運用戦略によりデータセンター、港湾、出会い系アプリ、婦人服といった幅広い分野への投資が可能になる。
ブラックストーンの戦術機会部門は運用資産総額が約340億ドル。スポーツチームへの投資実績のあるデービッド・ブリッツァー氏が部門責任者を務めている。
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