September 7, 2018 / 8:54 AM / 2 months ago

ブログ:ニューヨーカー流、こだわりストリートファッション

[ニューヨーク 5日 ロイター] - ファッションの都の1つ、米ニューヨークで9月6日からファッションウイークが開幕。スタイリストやバイヤー、熱狂的なファッション好き、それにセレブたちの関心は、来年の春夏シーズンの「流行」をいち早く知ることだ。

 9月5日、ファッションの都の1つ、米ニューヨークでファッションウイークが6日開幕。しかし、ランウェイを離れて市内のマンハッタンやブルックリン、クイーンズやブロンクスを歩けば、別の流行の形が見えてくる。写真は同市に拠点を置く24歳のモデル。3日撮影(2018年 ロイター/Caitlin Ochs)

しかし、ランウェイを離れて市内のマンハッタンやブルックリン、クイーンズやブロンクスを歩けば、別の流行の形が見えてくる。街ではビンテージやコンフォート、ユニークな靴などが非常に人気だ。

セス・ハッチさん。ブルックリンで2日撮影(2018年 ロイター/Caitlin Ochs)

ファッションはアイデンティティーを表し、自身を解放するものだと、ブルックリンで見つけた俳優のセス・ハッチさんは言う。

ウィリアムズバーグの古着屋で働く彼は、「最近はソフトでフェミニンな感じをファッションに取り入れている」と、女性用ドレスが並ぶ棚を整理しながら語る。

アビー・フェリックスさん。ブルックリンで2日撮影(2018年 ロイター/Caitlin Ochs)

ファッション業界で広報の仕事をする23歳のアビー・フェリックスさんは、90年代を想起させる、異なったファッションを「折衷」した感じを出すため、古着屋のほかにASOS(エイソス)やアメリカンアパレルといったブランドで服を買う。変わったファッションを好むのは、主流のデザイナーが「皆、同じようになり始めている」からだと話す。

「再び創造するには新しい方法を見つなくては」とフェリックスさん。「オリジナリティーがなくなっている」。

Priti Shercsanさん。クイーンズで2日撮影(2018年 ロイター/Caitlin Ochs)

クイーンズで出会ったのは、ネパール出身のイラストレーター、Priti Shercsanさん(31)。ネパール系米国人デザイナーのプラバル・グルンを好む彼女は、ファッションの流行は気にしないと語る。

「(流行を追うのは)大きな無駄。流行よりも、着心地が良くて、自分のスタイルをもつことの方が大事」だとShercsanさんは言う。

ニア・インディゴさん。ブルックリンで2日撮影(2018年 ロイター/Caitlin Ochs)

ニア・インディゴさん(23)のファッションは、素人目にはナイトガウンとスニーカーで外出しているように見えるかもしれないが、かなり意図的だ。

ブルックリンの喧騒(けんそう)の中で見つけたスタイリストの彼女は、鮮やかなピンク色のシルクドレスと、1000ドル(約11万円)以上するルイ・ヴィトンのスニーカー「LVアークライト」を着こなす。最先端の一流デザイナーと、古着屋の掘り出し物の組み合わせだ。

「ギャラリーが大好きで、主にインスタレーションからインスピレーションを受けている」とインディゴさん。友人と一緒に、ブランチで人気のレストランの順番待ちをしながら、「歩くアートのように見られたい」と話す。

カット・マクラナハンさん。マンハッタンで3日撮影(2018年 ロイター/Caitlin Ochs)

ロウアー・マンハッタンへ向かうカット・マクラナハンさん(23)は、襟付きブラウスとブルージーンズに、スエードのピンク色のハイヒールを合わせている。映画やテレビの登場人物、音楽からファッションのひらめきを得ているという。

「自分のスタイルを最も良く表現するなら、こうね。もし(ミュージシャンの)ルー・リードに娘がいたら、それは私」と、商品企画や仕入れの仕事に携わるマクラナハンさんは語る。

デービッド・シルバースタインさん。ブルックリンで2日撮影(2018年 ロイター/Caitlin Ochs)

ダニエル・シルバースタインさんは、ブルックリンでユニセックスの衣料品店を営む。扱う服はすべて環境にやさしく、100%廃材で作られている。繊維製品による環境問題を減らすとともに、流行に追われて消費と浪費が急速に進んでいることへの認識を高めるのが狙いだと話す。

「着心地が良く、人とは違ったスタイルを可能にし、問題を引き起こすことなく、生活の中でいろいろと応用できる服を作ろうとしている」。ミシンでTシャツを縫いながら、シルバースタインさんそう語る。

ディオンドレ・クルスさん。ブロンクスで2日撮影(2018年 ロイター/Caitlin Ochs)

ブロンクスで話を聞いたのは、17歳のディオンドレ・クルスさん。日本のアニメキャラクターの創造力や、米国人ラッパーのトリッピー・レッドやエイサップ・ロッキーから刺激を受け、「普通のファッション」とは決別したと話す。

「ニューヨーク・ファッション・ウイークには全く興味がない。自分の好きなようにやるだけ。自分の好きなものを着る」。

ロバート・ノーマンさん。ブロンクスで2日撮影(2018年 ロイター/Caitlin Ochs)

店舗が立ち並ぶブロンクスのフォーダム・ロードでは、全身を白で統一し、ゴシックとウエスタンをほうふつさせるいでたちのロバート・ノーマンさん(37)がサングラスを売っていた。ファッションの極意は「足元から」だとノーマンさんは言う。

ベルサーチを想起させる白いブーツとゴールドのアクセサリーの組み合わせに納得するように、「まずは靴が肝心。これが基礎」と語る。「靴がすり減っていたらすべてが台無しだ。靴はとても重要だ」。

フォーダム・ロードはランウェイではないが、ニューヨーカーが自分のスタイルに誇りをもって闊歩(かっぽ)する通りの1つだ。

(写真:Caitlin Ochs 文責:Gina Cherelus)

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