September 6, 2018 / 10:38 PM / 18 days ago

カナダ中銀、NAFTA協議決裂なら利上げ迫られる可能性=副総裁

[レジャイナ(加サスカチュワン州) 6日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のウィルキンス上級副総裁は6日、保護主義的な措置でインフレが高進する可能性があるとし、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉協議が合意に至らなかった場合、カナダ中銀は利上げせざるを得なくなる公算があるとの考えを示した。

9月6日、カナダ銀行(中央銀行)のウィルキンス上級副総裁は6日、保護主義的な措置でインフレが高進する可能性があるとし、北米自由貿易協定再交渉協議が合意に至らなかった場合、カナダ中銀は利上げせざるを得なくなる公算があるとの考えを示した。オンタリオのカナダ銀前で2018年7月撮影(2018年 ロイター/Chris Wattie)

カナダ中銀は経済の回復に歩調を合わせ、2017年7月以降、4回の利上げを実施。インフレ目標は2%に設定している。前日の政策決定会合では金利据え置きを決定した。

ウィルキンス上級副総裁は、インフレを目標にとどめるために一段の利上げが正当化されるとの見方をあらためて示した。

ワシントンで継続中のNAFTA再交渉を巡っては、合意に至らなければ関税が上昇して賃金や所得、経済成長に打撃が及ぶ一方、「特に経済が潜在力に近い水準で推移している時は、保護主義的な措置でインフレに対する上向きリスクが発生する」と指摘した。

その上で、これらのトレードオフを考慮するに当たり、中銀は決して第1の責務を見失うことはないと言明。低水準で安定したインフレ率は企業や家計にとって少なくとも1つの不透明要因を和らげる一助になると述べた。

カナダ経済の足取りは堅調だが通商問題が足かせとなっているとし、NAFTAを巡る不透明感から企業は投資に消極的になっていると指摘した。

また、前日の政策決定会合を前に、中銀内では「現在の通商を巡る環境がもたらす影響」が討議の焦点となっていたことを明らかにし、政策決定委員会が利上げに対する段階的なアプローチはなお適切かどうか討議し、適切であるとの結論に至ったと述べた。

カナダ中銀は10月24日に次回の決定会合を開く。

マニュライフ・アセット・マネジメントのカナダ債券担当責任者、ホーゼン・マージェー氏は「段階的な利上げ方針の撤回を議論したという事実は市場にとっては意外だった」と述べた。

*内容と写真を追加します。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below