April 24, 2019 / 8:49 PM / a month ago

英財務省、次期中銀総裁の選考手続き開始 10月指名へ

[ロンドン 24日 ロイター] - ハモンド英財務相は24日、イングランド銀行(英中央銀行)の次期総裁選考手続きを開始した。

2013年7月1日に就任したカナダ人のマーク・カーニー現総裁は、英国の円滑な欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を支えるためとして、任期を2度延長した。退任予定は2020年1月31日。ブレグジットにはなお不確実性が漂うが、カーニー総裁はこれ以上の延長はないとしている。

ハモンド財務相は声明で「英国経済の持続的な強さを確保し、世界有数の金融センターとしての英国の地位を維持するためには、イングランド銀行を率いる適切なスキルと経験を持つ候補者を見つけることが不可欠」と表明した。

その後、議会委員会で「EU離脱を控え、英国が引き続き国際舞台で重要な役割を果たし続けることが重要となる」と指摘。8年の任期を全うできる人物が望ましいとしながらも、柔軟に対応するとし、10月に次期総裁を指名する意向を示した。財務省当局者によると、応募は6月5日に締め切られ、夏にかけて選考が行われる。

ハモンド氏は、カーニー総裁について「厳しい時期から、インフレが低位安定し、賃金は過去10年あまりで最も上昇している状況」に英経済を導いたことをに謝意を示した。

財務省によると、次期総裁は、可能な限り幅広い応募者の中から最も適格な候補者を選定する方針。

次期総裁候補としては、英中銀副総裁を務め、現在は金融行動監視機構(FCA)長官のアンドリュー・ベイリー氏、ブロードベント副総裁やハルデーン理事など、英中銀幹部の名前が挙がっている。

2016年までインド中銀総裁を務めたラグラム・ラジャン氏は、今月、金融政策運営の場への復帰を検討するかとの質問に対し、コメントを控えた。

財務省は、次期総裁探しのために初めてヘッドハンティング会社と契約した。財務省当局者は、これにより幅広い候補者を確保できると述べた。

カーニー総裁を指名したオズボーン前財務相の首席政治アドバイザーを務めたルパート・ハリソン氏は、メイ首相が次期総裁に女性を望んでいる可能性があると指摘。女性が就任すれば初めてとなる。

ハリソン氏は、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)学長で英中銀副総裁を務めた経験のあるミノーシュ・シャフィク氏のほか、英中銀金融政策委員会(MPC)のメンバーを務めた経験のあるケイト・バーカー氏らが候補として挙げられるとしている。

ブックメーカーのラドブルックスによると、次期総裁に就任する確率はベイリー氏が50%で首位。次いでシャフィク氏とラジャン氏が20%となっている。

英中銀総裁の年間給与は48万ポンド(62万1000ドル)。

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