June 10, 2019 / 8:22 PM / in 2 months

英中銀、市場予想に先んじて利上げする必要=ソーンダーズ委員

[サウサンプトン(英国) 10日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のソーンダーズ委員は10日、中銀が金融市場の予想に先んじて利上げを実施する必要があるとし、欧州連合(EU)離脱を巡る先行き不透明性がすべて払拭されるまで利上げを待つ必要はないとの考えを示した

ソーンダーズ委員は2018年の利上げに賛成票を投じた委員の1人。ハルデーン中銀理事が8日付の英紙サンへの寄稿で、中銀はインフレ圧力抑制が目的の利上げを迫られる時期に近づいているとの見方を示したが、これに続くタカ派的な発言となった。

米中貿易戦争や米連邦準備理事会(FRB)のハト派シフトなどを背景に、金融市場では現在は英中銀は向こう1年間で利上げよりも利下げに動く公算が大きいとの見方が出ている。BOEWATCH

ただソーンダーズ委員は講演で、「市場の予想に先んじて『中立スタンス』のようなものに戻る必要がある」と指摘。国民投票でEU離脱が決まった後、中銀は17年11月と18年8月の2回、利上げを実施したとし、「EU離脱を巡る先行き不透明性がすべて払拭されるまで、金融政策委員会は必ずしも金利を据え置く必要はないと強調したい」と述べた。

ただ、特定の会合で自身がどのように投票するのか手掛かりを与えようとしているわけではないと述べた。英中銀の次回決定会合は6月20日。

ソーンダーズ委員はこのほか、世界的な経済成長の鈍化について「小規模なサイクル」の一環である可能性があるとし、「通商問題を巡り緊張が高まっているにもかかわらず、年内は緩やかに上向く公算がある」との見解を表明。企業投資もEU離脱の条件などが明確になれば力強さを増すとの見方を示した。

その上で、賃金や物価などのすべての面で「赤信号」が灯るまで利上げを待つことに対して警告。「こうしたアプローチを取れば、引き締めが限定的で段階的なものになる可能性が低下する一方で、痛みの伴う調整に直面する可能性が増大する」と述べた。

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