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英景気先行き不透明、金利据え置き必要=中銀政策委員
2016年11月28日 / 17:16 / 1年後

英景気先行き不透明、金利据え置き必要=中銀政策委員

[シェフィールド(英国) 28日 ロイター] - イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金融政策委員会のガーティヤン・ブリハ委員は28日、英国が欧州連合(EU)離脱に向け準備を進めるなか英経済の先行きが不透明となっていることは、中銀は金利を現行水準にとどめる必要があることを意味していると述べた。

同委員はシェフィールド大学で行った講演で、「現在の経済見通し、および外国為替相場の水準を踏まえると、成長のボラティリティーの高まりを回避しながらインフレ目標を達成するために金融政策が行える最大の貢献は、金利を現行水準に据え置くこととなる」 と指摘。

「政策を引き締めた後に時期尚早だったことが判明した場合、判断の誤りによる被害を修正するための手段はほとんどないが、状況がこれとは逆の場合は利上げペースを加速させるだけで済み、政策余地にも時間的余地にも余裕が出てくる」と述べ、利上げには慎重な姿勢で臨むのが望ましいとの考えを示した。

物価情勢については、英中銀はインフレ率は2017年は2.75%に達し、その後は見通し期間の終盤までに2.5%に緩やかに低下すると予想していると指摘。「見通し期間の終盤にインフレ率が目標を0.5%ポイント上回っているとの予想は、金融政策委員会にとりあまり居心地の良いものではない」と述べた。

ただ、英経済をめぐる良好なニュースにより英ポンド相場が上昇し、これによりインフレ圧力が軽減する可能性もあるとし、その場合は金利を低水準にとどめることができるとの考えを示した。

また、英経済は第2、3・四半期は自身の予想よりも底堅く推移したとし、EU離脱決定に起因する先行き不透明感によりこれまでのところ企業の採用計画や投資計画に大きな影響は出ていないと指摘。英経済の減速ペースは予想より緩慢になっているとの見方を示した。

世界の主要中銀が低金利政策を採用していることについては、世界経済が直面する問題により引き起こされている症状であり、低金利が問題の原因となっているわけではないと指摘。日本や欧州で低金利政策を解除した後に再び利下げを行う必要に迫られたケースもあると述べた。

*内容を追加して再送します。

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