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ボーイング、737MAX試験飛行で「不適切な指導」=上院

 12月18日、米上院は、2度の墜落事故を起こしたボーイングの新型機「737MAX」について、同社が運航再開を目指す過程で試験飛行のパイロットに「不適切な指導」を行っていたとの報告書を公表した。写真はワシントン州レントンにあるボーイングの工場に駐機する737MAX。昨年3月撮影(2020年 ロイター/Lindsey Wasson)

[ワシントン 18日 ロイター] - 米上院は18日、2度の墜落事故を起こしたボーイングの新型機「737MAX」について、同社が運航再開を目指す過程で試験飛行のパイロットに「不適切な指導」を行っていたとの報告書を公表した。

報告書は上院商業委員会の共和党スタッフがまとめた。

報告書は、事故原因とされる重要な安全システム「MCAS」を今年テストした際に、適切な手順を踏まなかったと指摘。

米連邦航空局(FAA)とボーイングが「あらかじめ決められた結果を出して、パイロットの反応時間に関する人的要素の定説を再確認していた。この例では、FAAとボーイングが737MAXの悲劇につながった可能性のある重要な情報を隠蔽しようとしていたとみられる」との見解を示した。

報告書が引用した内部告発者の情報によると、ボーイングは試験飛行のパイロットらに事前に「(特定の)ピックルスイッチを忘れずに正しく操作せよ」と指示。指示を受けたパイロットの反応時間は約4秒となった一方、別の試験のパイロットは反応に約16秒かかった。

737MAXの開発を巡っては、パイロットがコックピット内の非常事態にどのように反応するかをボーイングが十分に考慮していなかったとの報告が相次いでいる。

ボーイングは18日、「委員会の報告を真剣に受け止め、引き続き報告書の全文を精査する」と表明。

FAAは「報告書を慎重に精査している。報告書に事実の裏付けのない疑惑が多数含まれていることを同委員会も認めている」と述べた。

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