[27日 ロイター] - 欧州航空安全局(EASA)は27日、2度の墜落事故を起こした米航空機大手ボーイングの主力機737MAXについて、運行停止を解除したと発表した。運航再開は1年10カ月ぶり。
EASAは解除の条件として、737MAXの問題になったソフトウエアだけでなく、全ての重要なシステムを独自に点検することを強く主張。EASAとして事故の原因を理解し、必要な設計変更が遂行され、操縦士の適切な訓練も行われることも必要としていた。
EASAのエクゼクティブディレクター、パトリック・キー氏は、「同機が安全だと確信しており、それが認可の前提条件だ。しかし、今後もサービス再開に当たり、運航監視を継続する」と強調した。
米連邦航空局(FAA)は昨年11月に運航停止を解除し、ブラジルとカナダも追随していた。
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