April 16, 2019 / 11:52 PM / 4 days ago

737MAXのソフト更新は訓練の「運用上適切」=米FAA審査会

4月16日、米連邦航空局(FAA)が任命した専門家で構成する飛行基準評価審査会(FSB)は、ボーイングの新型旅客機737MAXに搭載されている失速防止装置「MCAS」のソフトウエア更新計画と操縦士訓練見直しについて、「運用上適切」と判断した報告書をまとめた。米ワシントン州レントンのボーイング工場で組み立て中の737MAX型機。3月撮影(2019年 ロイター/Lindsey Wasson)

[16日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)が任命した専門家で構成する飛行基準評価審査会(FSB)は、ボーイング(BA.N)の新型旅客機737MAXに搭載されている失速防止装置「MCAS」のソフトウエア更新計画について操縦士訓練の「運用上適切」と判断した報告書をまとめた。FAAが16日発表した。

昨年10月と今年3月の墜落事故で計350人近い犠牲者を出したことを受けて、現在世界中で300機を超える737MAXが運航を停止。ボーイングは、事故を引き起こしたとされるMCASの誤作動を防止するためのソフト更新と、それに伴う操縦士訓練の見直しを行うと表明している。今回の報告書は、運航停止の解除に向けて重要な一歩となりそうだ。

FSBの報告書は、MCAS向けの追加的な訓練が必要だとしながらも、シミュレーターで実施する必要はないと指摘。MCASのソフト更新は、訓練と、異なる決断のチェックをするために運用する上で「適切」と評価した。

報告書に関しては今月30日まで意見を募集する予定。ボーイングはMCASのソフト更新計画を数週間中にFAAに提出するとしており、FAAは報告書への意見も踏まえて、計画を承認するかどうか最終的に決定する。

ボーイングはソフト更新を通じて世界各国の当局に737MAXの安全性を納得させ、運航再開にこぎ着ける必要に迫られている。

一方、議決権行使助言会社のISSとグラス・ルイスは16日、ボーイング株主に対して29日の年次総会で同社の会長と最高経営責任者(CEO)の職務を分離する議案を提出するよう促した。

ISSは、737MAXの安全性に関してボーイングにもたらされる長期的な影響が不透明なことは非常に深刻な問題で、会長職を独立させるメリットは十分にあると主張。「ボーイング経営陣が確実に当局や顧客、その他主要利害関係者の信頼を取り戻せるようにするためには、最も強固な形の独立的な監視態勢を確立するのが株主のためになる」と指摘した。

グラス・ルイスはまた、ボーイングの監査委員会トップのローレンス・ケルナー氏の解任動議を提言した。2回の墜落事故が、監査委員会のリスク管理への目配りに過失があった可能性を示唆しており、737MAXに絡むリスクについて監査委員会がもっと積極的な役割を果たすべきだったとの見方を示した。

*内容を追加しました。

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