[15日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは2023年の世界の航空機ファイナンス状況が新型コロナウイルス禍前の水準に回復するとの見通しを示した。
ボーイングは各社の航空機納入を支援する資金調達額が今年940億ドルと、昨年の690億ドルを上回り、19年の980億ドルに近くに達するとの見通しを示した。
商業用航空機の納入を支援するための金融機関や投資家からの関心が高まっているという。
航空各社の業績が新型コロナ禍から回復しつつある中、現金は引き続き重要な資金源となっているが、資本市場や銀行融資、輸出信用機関の資金調達源としての役割も今年拡大するとの見通しを示した。
ボーイングのカスタマーファイナンス担当幹部は「こうした明るい傾向は、旅行需要が回復を続ける中で、業界のファンダメンタルズが強固で、航空機の融資担当者や投資家が好ましい状況にあることを改めて示している」と述べた。
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