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アジアの自国通貨建て債券市場、課題は流通市場の発展=黒田日銀総裁
2017年11月28日 / 02:05 / 15日前

アジアの自国通貨建て債券市場、課題は流通市場の発展=黒田日銀総裁

[東京 28日 ロイター] - 黒田東彦日銀総裁は28日、都内で行われたアジア証券人フォーラム総会で講演し、アジアの自国通貨建て債券市場の発展には、流通市場の効率性や流動性を高めていくことが重要と語った。

 11月28日、黒田東彦日銀総裁は、都内で行われたアジア証券人フォーラム総会で講演し、アジアの自国通貨建て債券市場の発展には、流通市場の効率性や流動性を高めていくことが重要と語った。写真は14日、フランクフルトで会見する同総裁(2017年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

黒田総裁はアジア通貨危機から20年が経過し、「アジアは世界の経済成長に対して最も貢献する地域になった」と述べるとともに、この間に自国通貨建て債券市場の育成・拡大などによって「アジア経済は外生的なショックに対する耐性を強めており、金融部門も大きく発展している」との認識を示した。

そのうえで、自国通貨建て債券市場の課題について、これまでの発行市場の拡大から「流通市場の効率性や流動性を高めていくことが重要」と指摘。具体的には、流動性の向上に向けて「異なる投資目的や投資戦略を有するさまざまな投資家を取り込んでいくこと」や、資金調達面において「レポ市場の改善が必須」と強調した。

レポ市場については「中央銀行にとって金融調節の一つの重要な手段」とし、「レポ市場の拡大や深化は、中央銀行の金融調節の機能度を高めることにつながる」と語った。

また総裁は、自国通貨建て債券市場が発行・流通の両面で機能度を高めることは「金融市場全体の効率性を高める。このことは、マクロ経済政策運営にとって好ましいこと」と述べ、金融市場のさらなる発展には「当局と市場参加者による官民の協力が鍵になる」と取り組みを促した。

伊藤純夫

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