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日銀が中国人民銀と為替スワップ締結、金融システムの安定確保

 10月26日、日銀は、中国人民銀行との間で為替スワップ協定を締結したと発表した。写真は都内で昨年9月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 26日 ロイター] - 日銀は26日、中国人民銀行との間で為替スワップ協定を締結したと発表した。引き出し限度額は3.4兆円。日銀は、中国に進出している邦銀の人民元の資金決済に不測の事態が生じ、それが日本の金融システムに影響することが懸念される場合、このスワップを活用して人民元の流動性供給を行う。

スワップ協定は26日に発効し、有効期限は2021年10月25日。

日中間では、2002年3月にスワップ協定が締結されたが、13年9月に失効していた。当時のスワップ協定は、チェンマイ・イニシアチブの枠組みに沿ったもので、東アジアの金融・為替市場の安定を図ることを目的としていた。今回は、日中両国の信用秩序を維持し、経済発展のための経済・金融活動を下支えすることを目的としている。邦銀に流動性を供給することで、中国でビジネスを行っている日系企業の活動のサポートにもなる。同様のスワップ協定は、オーストラリア、シンガポールとも結んでいる。

また、同日、中国人民銀行との間で、日本における人民元クリアリング銀行の設置に向けて、オフショア人民元市場に関する情報交換等に関する覚書も締結した。人民元クリアリング銀行は、オフショア市場における人民元決済を行うため、中国が各国に設置する決済銀行。これまで23カ国に設置しており、日本は24カ国目となる。

清水律子

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