Reuters logo
企業の消費者物価見通し、1年後は前年比+0.8%=6月日銀短観
2017年7月4日 / 00:03 / 5ヶ月前

企業の消費者物価見通し、1年後は前年比+0.8%=6月日銀短観

[東京 4日 ロイター] - 日銀が4日に発表した6月調査の日銀短観における「企業の物価見通し」によると、企業が想定する消費者物価(CPI)の前年比上昇率は、平均で1年後がプラス0.8%、3年後がプラス1.1%となり、前回の3月調査から小幅上昇した。ただ、日銀が目標に掲げる2%には、なお距離がある。

 7月4日、日銀は、6月の全国企業短期経済観測調査(短観)における「企業の物価見通し」を発表した。企業が想定する消費者物価(CPI)の前年比上昇率は、平均で1年後がプラス0.8%、3年後がプラス1.1%、5年後がプラス1.1% となった。写真は日銀の看板、6月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

1年後と3年後の見通しは、それぞれ前回調査から0.1%ポイントの上昇となった。5年後はプラス1.1%で前回と同水準だった。

前回比で上昇するのは1年後が2016年12月調査以来、3年後は14年3月の調査開始以降で初めて。

海外経済の持ち直しに伴う輸出・生産の増加や、人手不足感の強まりなどで日本経済の需給は引き締まる傾向にある。また、今年に入って実際のコアCPIがエネルギー価格の上昇を主因にプラスに転じ、緩やかに上昇率を高めており、企業のインフレ期待の低下にもようやく歯止めがかかってきた格好。

もっとも、日銀では目標とする物価2%の達成時期を「2018年度ごろ」と見込んでおり、コアCPI見通し(政策委員見通しの中央値)は平均で17年度1.4%、18年度1.7%としている。依然として、企業の見通しとの隔たりが大きい状況に変わりはない。

7月19、20日には金融政策決定会合を開き、新たな「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を議論するが、企業のインフレ期待の動向なども踏まえ、どのような見通しを示すかが注目される。

同時に公表した各企業の主要な製品・サービスの販売価格見通しは、現在と比べて平均で1年後が0.4%上昇となり、前回から横ばい。3年後は1.0%上昇、5年後は1.2%上昇となり、それぞれ前回から0.1%ポイント上昇した。

*内容を追加します。

伊藤純夫

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below