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カレント3銘柄から外れる367回債、必要なら品貸料引き上げ=日銀

 3月13日、 日銀は4月5日以降に10年物国債のカレント3銘柄から外れる367回債について、国債補完供給や連続指し値オペでカレント3銘柄と同様に取り扱うと発表した。写真は都内で2017年6月撮影(2023年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 13日 ロイター] - 日銀は13日、4月5日以降に10年物国債のカレント3銘柄から外れる367回債について、国債補完供給や連続指し値オペでカレント3銘柄と同様に取り扱うと発表した。国債補完供給では必要に応じて最低品貸料を引き上げ、空売り圧力を引き続き抑制していく。

国債補完供給を巡っては、日銀の大量の国債買い入れで国債が品薄になる中、「一時的・補完的な供給」という本来の制度趣旨から外れて長期利用を前提とした利用が増加。こうした事態を懸念して、日銀は2月、カレント3銘柄の一部を対象に最低品貸料を0.25%から原則1.0%に引き上げるなどの措置を発表した。

日銀は10年367回債の取り扱い明確化について「国債補完供給の趣旨に即した適切な利用を促して市場取引の円滑を確保し、金融市場調節の一層の円滑化を図ることがより早期に実現できると考えている」とコメントした。

(和田崇彦)

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