September 26, 2019 / 8:25 AM / in 20 days

海外経済に下方リスク、物価のモメンタムに注意が必要=日銀総裁

 9月26日、黒田東彦日銀総裁は都内で開かれた全国証券大会であいさつし、海外経済の下振れリスクが高まりつつあり、物価安定の目標に向けたモメンタムが損なわれる恐れにより注意が必要な情勢になりつつあると述べた。写真は金融政策決定会合後の会見に臨む黒田総裁。7月30日、東京で撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 26日 ロイター] - 黒田東彦日銀総裁は26日、都内で開かれた全国証券大会であいさつし、海外経済の下振れリスクが高まりつつあり、物価安定の目標に向けたモメンタムが損なわれる恐れにより注意が必要な情勢になりつつあると述べた。展望リポートを取りまとめる次回の金融政策決定会合で、経済・物価動向を改めて点検する考えを示した。

黒田総裁は、海外経済について「減速の動きが続き、現時点では持ち直しに転じるはっきりとした兆しは確認できていない」と指摘。拡大・長期化の様相を呈する米中貿易摩擦や英国の欧州連合(EU)離脱交渉、中国の景気刺激策の効果、中東の地政学リスクなどを不透明要因に挙げた。

その上で「強力な金融緩和を粘り強く続け、物価安定の目標に向けたモメンタムを維持していくことが重要だ」と語った。

一方、金融システムについては「金融機関は資本と流動性の両面で相応の耐性を備えており、全体として安定性を維持している」と指摘した。

黒田総裁は、金融機関が融資や有価証券投資で積極的にリスクテイクする一方、CPや社債による企業の資金調達も発行レートが極めて低水準で推移する中で増加基調が継続していることに言及。「金融循環の拡張的な動きが継続しているが、全体としてみると1980年代後半のバブル期のような過熱感はうかがわれていない」と述べた。

和田崇彦

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