March 15, 2019 / 9:12 AM / 11 days ago

内需は堅調、景気拡大の基本的なメカニズムに変化ない=日銀総裁

 3月15日、日銀の黒田東彦総裁(写真)は、金融政策決定会合後の記者会見で、生産や輸出の判断を下方修正したものの、国内需要は堅調な動きを続けており、景気拡大の基本的なメカニズムに変化はないとした。日銀本店で昨年10月撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

[東京 15日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は15日、金融政策決定会合後の記者会見で、生産や輸出の判断を下方修正したものの、国内需要は堅調な動きを続けており、景気拡大の基本的なメカニズムに変化はないとした。足元で減速している海外経済についても、年後半の回復がメインシナリオだと述べた。

黒田総裁は「輸出・生産面に海外経済減速の影響がみられることは認識している」としながらも「国内需要は堅調な動きが続いている」と指摘した。設備投資は増加傾向を続けているほか、個人消費も雇用・所得の着実な改善を背景に緩やかに増加しているとし「所得から支出への前向きな循環が働くという景気拡大の基本メカニズムに変化は生じていない」と述べた。

こうした認識の下、生産や輸出、海外経済の判断を下方修正。「緩やかに拡大している」との総括判断は維持しつつも「輸出・生産面に海外経済減速の影響が見られるものの」という文言を付け加えた。

ただ、中国経済についても「大幅な景気対策が決定・実行されつつある。どんどん減速していく状況にはないのではないか」とし、足元で減速している中国や欧州経済は、年後半には回復するのがメインシナリオ、との見通しを示した。

物価について、総裁は「物価安定目標の実現にはなお時間を要すると見込まれる」としながらも「マクロ的な需給ギャップがプラスの状況が続く下で、引き続き2%へ向けたモメンタムは維持されている」との認識をあらためて示した。

2%の物価安定目標については、麻生太郎財務相が「少し柔軟にやってもおかしくない」などと述べている。これに対して、総裁は「コメントは控える」としたうえで「2%目標は日銀政策委員会が自ら決定したもの。物価安定という日銀の使命を果たすためには、これを実現していくことが必要」と述べた。

また、2%の物価安定目標の早期実現方針について「これを変更する必要があるとか変更が好ましいとは思っていない」とし、変更する考えがないことを示した。

清水律子

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