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現在のイールドカーブ適切、昨年来考え変わらず=黒田日銀総裁
2017年12月4日 / 06:23 / 7日前

現在のイールドカーブ適切、昨年来考え変わらず=黒田日銀総裁

[東京 4日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は4日都内で開かれた仏パリ・ユーロプラス主催の講演会で、「昨年9月の長短金利操作(イールドカーブコントロール、YCC)導入以来、考えは変わっていない」と述べた。「現在のイールドカーブや短期金利マイナス0.1%の水準は適切」とも指摘した。また、2%の物価目標実現を難しくする出来事に対しては迅速に対処すると強調した。

 12月4日、日銀の黒田東彦総裁は都内で開かれた仏パリ・ユーロプラス主催の講演会で、「昨年9月の長短金利操作(イールドカーブコントロール、YCC)導入以来、考えは変わっていない」と述べた。写真は11月にチューリッヒで講演する同総裁(2017年 ロイター/Arnd Wiegmann)

最近の黒田総裁が金融緩和の副作用について発言することが多いため、政策運営上で思考の変化があったのか、との質問に答えた。

このほか黒田総裁は、昨年YCCを導入した経緯について、経済を刺激するのは実質金利の低下であるので、政策運営の目安を国債買い入れの量から金利に変更したと説明した。

日本経済の現状については、「完全雇用に近い状態にある」ものの物価は「目標の2%よりはるかに低い状態」と指摘。「現在の緩和的な金融政策でできるだけ早く2%目標を実現したい」と強調した。

また「世界経済の見通しはかなり力強いが潜在的なリスクは存在する」「特に心配しているのは、一部の国にみられる保護主義と地政学リスク」「多角的な貿易システムが堅持されること、貿易自由化の進展を願う」などと述べた。

地政学リスクは「予測するのが非常に難しく常に注意が必要」とし、「物価目標へのモメンタムを揺るがす何かが起きた場合にはすぐ対処する」と緩和強化も辞さない姿勢を改めて示した。

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