July 1, 2015 / 1:25 AM / 4 years ago

〔ポイント分析〕6月日銀短観、大企業景況感しっかり改善 設備投資も急回復

[東京 1日 ロイター] - 日銀が1日発表した6月短観では、大企業の製造・非製造業ともにしっかりと改善した。輸出型産業が自動車を除き回復してきたことから製造業が3四半期ぶり改善、非製造業は小売業の急回復もあり3四半期連続改善した。経常利益率は大企業全産業で過去最高水準となった。さらに設備投資は過去5年間で最高の伸びとなり、好循環が働き始めた兆しがうかがえる。

・企業マインド、大企業製造業・非製造業ともに改善、需給引き締まり

業況判断DIは大企業製造業が3ポイント、非製造業は4ポイント改善となった。ともに大幅改善。製造業は自動車が4ポイント悪化し、国内外の販売不振が響いたが、生産用機械や電機などその他輸出型産業が改善したほか、石油なども大幅改善した。非製造業は、小売が17ポイントと大幅改善、個人消費が回復してきたことを示した。サービス関連業種も好調。非製造業全体では3四半期連続改善し、景気をけん引している。

背景には、製品・サービスの需給が引き締まってきていることがある。需給判断DIは、国内外ともに足元横ばいないし需要超過方向に修正され、先行きはどちらもしっかりと需要超過方向となっている。価格判断DIも、販売価格判断DIは足元でまだ下落傾向の強い製造業でも上昇超過方向となった。すでに上昇傾向が強い非製造業は横ばいを維持している。

・想定為替レート、115円台の大幅円安想定に

収益計画の前提となる為替相場は、前回調査から大幅に円安方向に修正された。3月調査では15年度1ドル111円台だったが、今回は115円台となった。それでも足元の120円を超える水準に比べると円高を想定している。

・売上高経常利益率、大企業で過去最高水準に  

売上高経常利益率が大企業全産業で5.79%と過去最高水準に上昇した。

大企業全産業の経常利益、設備投資計画はともに上方修正された。売上高は製造業が上方修正、非製造業は下方修正された。一方、経常利益計画は製造・非製造業ともに上方修正、特に製造業の上方修正幅が大きい。

設備投資計画は大企業から中小企業までしっかりと上方修正された。特に大企業製造業は前年度比18.7%増と大幅増加を計画、過去5年間で最大の伸びとなっている。

中川泉

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