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日銀、国債買い入れ日を事前公表 透明性向上で金利安定狙う
February 28, 2017 / 9:09 AM / 10 months ago

日銀、国債買い入れ日を事前公表 透明性向上で金利安定狙う

[東京 28日 ロイター] - 日銀は28日、国債買い入れオペの運営方法を見直し、これまで明確にしていなかった翌月の買い入れ日程を初めて公表した。オペの透明性を高めることで過度な金利変動を抑制することが狙いだ。

同日に公表した「当面の長期国債等の買い入れ運営」では、取引規模が大きい1年超5年以下、5年超10年以下、10年超の3つの残存期間について3月の買い入れ日程を明記した。

これまでは、買い入れ日を事前に公表していなかったが、昨年9月の「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の導入以降、米国を中心とした世界的な金利上昇圧力もあり、長期金利を目標の「ゼロ%程度」に誘導するための市場との対話の立て直しに迫られていた。

運営方法を見直した理由について金融市場局幹部は「オペの回数とタイミングに関する透明性を高めることにより、過度な金利変動が生じることを抑え、金融市場調節方針をより円滑に実現することが目的」と説明した。

具体的には「1年超5年以下」を1日、10日、15日、21日、29日、31日の計6回。「5年超10年以下」を3日、8日、13日、21日、29日、31日の計6回。「10年超」を3日、8日、10日、15日、23日の計5回それぞれ通告する。

これまでは毎月のオペ回数を「5─7回」「4─6回」などレンジで示してきたため、回数の不透明感が市場の不安心理を高める局面も見られたが、日程の明確化で最低限の回数も確定することになる。日銀では、公表日以外でもオペを通告することがあるとしており、想定外に金利が上昇した場合は追加のオペも辞さない構えだ。

日程を明示する一方、1回あたりのオペ予定額に引き続き幅を持たせることで、金利を一定水準に誘導するための柔軟性を確保した。

具体的には「1年超3年以下」を3000─4000億円程度、「3年超5年以下」を3500─4500億円程度、「5年超10年以下」を3500─5500億円程度、「10年超25年以下」を1500─2500億円程度、「25年超」を500─1500億円程度とした。*内容を追加しました。

オペ予定額についてバークレイズ証券・債券ストラテジストの押久保直也氏は「中央値を算出すると、1年超3年以下、3年超5年以下、25年超は、直近の買い入れ額を下回っている」とし、「減額方向のオペレーションになりやすいとの印象を抱かざるを得ない」と指摘している。

*内容を追加しました。

星裕康、伊藤純夫

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