June 15, 2018 / 3:03 AM / 2 months ago

日銀、金融政策の維持決定 物価判断「ゼロ%台後半」に下方修正

[東京 15日 ロイター] - 日銀は14─15日に開いた金融政策決定会合で、短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度とする長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)付き量的・質的金融緩和政策の現状維持を賛成多数で決めた。足元の動向を踏まえ、物価の現状判断を「ゼロ%台後半」に下方修正した。

 6月15日、日銀は14─15日に開いた金融政策決定会合で、短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度とする長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)付き量的・質的金融緩和政策の現状維持を賛成多数で決めた。写真は都内にある日銀本店前で2016年4月撮影(2018年 ロイター/Thomas Peter)

政策の現状維持には、引き続き片岡剛士審議委員が反対。「中長期の予想物価上昇率に関する現状評価が下方修正された場合には、追加緩和手段を講じることが適当」とも主張した。

景気は「緩やかに拡大している」とし、先行きも「緩やかな拡大を続けるとみられる」との判断を維持した。

消費者物価(除く生鮮食品、コアCPI)については、2月に1.0%に達した前年比上昇率が、直近の4月には0.7%と2カ月連続で下落したことを踏まえて下方修正。前回は「1%程度となっている」としていた。

会合では、景気拡大が続いているにもかかわらず弱い物価動向について議論が交わされたとみられる。

もっとも、物価の先行きは「プラス幅の拡大基調を続け、2%に向けて上昇率を高めていく」との見通しを維持。予想物価上昇率も「横ばい圏内で推移している」との見方を据え置いた。

金融政策運営は、2%の物価安定目標の実現を目指して「これが安定的に持続するために必要な時点まで、長短金利操作付き量的・質的金融緩和を継続する」ことをあらためて表明。経済・物価・金融情勢を踏まえて「物価安定目標に向けたモメンタムを維持するため、必要な政策の調整を行う」とした。

政策維持に反対票を投じた片岡委員は、2019年10月に予定されている消費増税や米景気の後退などのリスク要因を考慮した場合、10年以上の国債金利を一段と引き下げて「金融緩和を一段と強化することが望ましい」と主張。

さらに、コミットメントの強化と物価2%の早期達成の観点から、予想物価上昇率の現状評価が下方修正された場合は、追加緩和が必要と主張した。

*内容を追加しました。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below