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日銀の17年度上期決算、円安で2年ぶり黒字 ETF含み益は過去最高
November 28, 2017 / 11:10 AM / 20 days ago

日銀の17年度上期決算、円安で2年ぶり黒字 ETF含み益は過去最高

[東京 28日 ロイター] - 日銀が28日発表した2017年度上期決算によると、期中の為替相場が円安方向で推移したことなどを背景に最終利益に当たる当期剰余金が5502億円となり、上期としては2年ぶりの黒字になった。株高を反映し、上場投資信託(ETF)の含み益は4兆2710億円と過去最高を更新した。

長期国債の買い入れを中心とした大規模な金融緩和を継続する中で、9月末の資産残高は前年同期比12.4%増の513.4兆円と過去最大に膨らんだ。このうち国債が436兆円を占める。

もっとも、大規模な国債買い入れを継続しているにもかかわらず、市場利回りの低下などを背景に、国債の利息収入は5972億円と2年連続で減少した。

日銀は保有国債の会計上の取り扱いについて、額面を上回る価格で購入した国債の価格が満期時に額面と一致するよう毎年均等に利息調整を行い、実際の利息収入から差し引いている。この利息調整額がマイナス7345億円となり、前年同期のマイナス5936億円からマイナス幅が拡大したことも利息収入の減少要因となった。

また、日銀では金融緩和策として年間約6兆円のETF買い入れも進めているが、株高を背景に保有ETFの含み益が4兆2710億円に達した。3月末の2兆7692億円から大きく拡大し、過去最高を更新した。

全体の損益は、為替相場の円安を受けて外国為替関係損益が1288億円の黒字となり、円高だった前年同期の6976億円の赤字から黒字に転換。ETFの増加などによって分配金も増加し、経常利益は9610億円と前年同期の697億円から大幅に増加した。

大規模緩和の推進と出口における収益平準化を図るために拡充した債券取引損失引当金を2279億円積み増したことなどから、最終利益にあたる当期剰余金は5502億円となった。自己資本比率は8.12%と前年度末の8.07%から上昇した。

伊藤純夫

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