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企業の物価見通し、1年後は+0.6%に低下 インフレ期待の鈍化続く
2016年10月4日 / 00:06 / 1年後

企業の物価見通し、1年後は+0.6%に低下 インフレ期待の鈍化続く

[東京 4日 ロイター] - 日銀が4日に発表した9月調査の日銀短観における「企業の物価見通し」によると、企業が想定する消費者物価(CPI)の前年比上昇率は、全規模・全産業の平均で1年後が0.6%上昇となり、前回6月調査から0.1%ポイント低下した。下落は5四半期連続で、企業のインフレ期待は鈍化傾向が続いている。

 10月4日、日銀(写真)は、9月の全国企業短期経済観測調査(短観)における「企業の物価見通し」を発表した。9月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

3、5年後はともに1.0%上昇となり、それぞれ前回調査に比べて0.1%ポイント低下した。1、3、5年後すべてが、2014年3月の調査開始以降で最も低い水準となった。

1%ごとに示している選択肢別の社数構成比をみると、1年後はゼロ%程度との見方が43%と最も高く、前回の41%から拡大した。3年後と5年後は1%程度上昇がそれぞれ28%、21%で最高となっており、日銀が目指す2%程度の物価上昇率を見込む企業はすべての期間で10%程度にとどまっている。

同時に公表した各企業の主要な製品・サービスの販売価格見通しは、現在と比べて平均で1年後に0.2%上昇、3年後に0.8%上昇、5年後に1.1%上昇となり、いずれの期間も前回と同水準だった。

日銀は9月21日の金融政策決定会合で、インフレ期待を強めることを狙いに「物価上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまでマネタリーベースの拡大方針を継続する」との新たなコミットメントを導入しており、今後の調査でインフレ期待の鈍化に歯止めがかかるかが注目される。

*内容を追加します。

伊藤純夫 編集:佐々木美和

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