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ボリビアを麻薬国家と描写、ゲーム巡り政府が仏大使館に抗議

 3月2日、フランスのコンピュータゲーム会社が発売を予定しているビデオゲームで、ボリビアが麻薬密輸組織に支配された地域と描写されているとして、ボリビア政府がフランス大使館に正式に抗議を申し入れた。写真はボリビアChuspipataの景観、2013年8月撮影(2017年 ロイター/David Mercado )

[ラパス 2日 ロイター] - フランスのコンピュータゲーム会社が発売を予定しているビデオゲームで、ボリビアが麻薬密輸組織に支配された地域と描写されているとして、ボリビア政府がフランス大使館に正式に抗議を申し入れた。

ユービーアイソフトが来週に正式リリース予定の同ゲーム「Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands」は、これまでにベータ版が680万件ダウンロードされている。

ボリビアのカルロス・ ロメロ内務相は1日、記者団に対し、ボリビアは仏政府の介入を求める書簡をフランス大使館に送付したと説明。法的措置にはまだ踏み切らないとし「まずは外交ルートでの交渉が望ましいと考えている」と述べた。

ゲームは、メキシコの麻薬カルテルがボリビアを支配し、暴力的で無政府状態の麻薬国家に仕立てるという内容。ユービーアイソフトは2日、ロイターに声明を送付し、ゲームは「架空の作品」であり、ボリビアの「壮大な景観と豊かな文化」ゆえに舞台に選んだと釈明した。

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