September 20, 2016 / 6:26 PM / 3 years ago

EUがボスニアの加盟申請受理、長い道のりに一歩

[ブリュッセル 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)は20日、ボスニア・ヘルツェゴビナによる正式な加盟申請を受理した。ボスニアのEU加盟に向けた長い道のりが一歩進んだ。

ボスニアは2月にEU加盟を申請した。加盟に必要なボスニアの諸改革に進展がみられることから、EUは申請を受理した。EUは、執行機関である欧州委員会にボスニアの加盟審査を要請。審査の過程で欧州委員会は、加盟に必要な条件で欠けているものをボスニアに対して示す。審査に期限はない。

EUは申請を受理したものの、ボスニアに対して「社会経済的な改革」と「法の原則と行政の領域の改革」を続けるように呼びかけた。ユダヤ人やロマ民族などの少数派も政府の要職に就けるようにすることを求めた2009年の欧州人権裁判所の判決の履行監視を欧州委員会に要請した。ボスニアは判決をまだ履行していない。現在はセルビア人とイスラム系、クロアチア人しか要職に立候補することができない。この問題はボスニアのEU加盟の障害となっている。

10万人が命を落とした旧ユーゴスラビア分裂に伴う90年代の内戦を経て、人口350万人のボスニアでは民族による分裂がいまだに続いている。

内戦を終結させた95年のデートン合意は、ボスニアに3つの政府をもたらした。そのうちのふたつは国家内の自治構成体で、ひとつはイスラム教徒とクロアチア人で構成するボスニア・ヘルツェゴビナ連邦、もうひとつはセルビア人を中心に構成するスルプスカ共和国だ。

3つ目は、主権国家としてのボスニア・ヘルツェゴビナ共和国の中央政府で、セルビア人とイスラム教徒、クロアチア人が1人ずつメンバーを出し合って構成する幹部会を頂点に集団指導体制を敷いている。こうした体制下で、政府の要職への立候補には民族的な制約がある。

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