March 23, 2018 / 4:12 PM / 8 months ago

米FRB、緩やかな利上げ継続の必要=アトランタ連銀総裁

[ノックスビル(米テネシー州) 23日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は23日、米経済が連邦準備理事会(FRB)の目標である完全雇用を達成したか、達成に近い状態となるなか、FRBは向こう数年間にわたり緩やかな利上げを継続する必要があるとの考えを示した。

同総裁はノックスビル・エコノミック・フォーラムで行った講演で「経済が自分自身の予想におおむね沿って展開すれば、年内は一段の利上げを支持する公算が大きい」との見解を表明。

そのうえで、6カ月コアインフレ率が2%、失業率が4.1%と危機前と同水準か下回る水準となっていることに言及し、こうしたデータから「(FRBが掲げる)持続可能な雇用とインフレに関する目標を達成したか、もしくは達成に近いところに来ているとの自信を得ている」と述べた。

FRBは21日までの2日間の日程で開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を25ベーシスポイント(bp)引き上げ1.50─1.75%とすることを決定。また、今後の利上げ回数は年内は今回を含め合計3回、来年も3回になるとの予測を示した。

ボスティック総裁は今回の会合で利上げを支持。この日の講演で、見通しを踏まえると利上げは理に適うと述べた。

ただ、労働市場は「まだ過熱していない」とし、労働コストについては上向きリスクが存在すると指摘。インフレにも上向きリスクがあるとの見解を示し、当面は落ち着いた状態が続く公算が大きいとしながらも、これまで長らくみられなかった、インフレ率がFRBが目標とする2%を「幾分上回る」リスクが出ていると述べた。

同総裁はまた、関税措置や貿易相手国による報復措置などが経済に対するリスクとなっているとの考えも表明。ただ、保護主義や貿易関税などは経済成長にとりマイナス要因となるとしながらも、米政権が実際に導入した政策は予想ほど広範でなく、マイナスの影響は限定されるとの見方も示した。

ただ、インフレ見通しの先行きが不明瞭で、FRBのバランスシート縮小の過程の調整が続くなか、金利は2.25─2.75%と見られる中立金利に向けて緩やかに上昇していくことが重要となると指摘。「経済が潜在力に近づき、インフレ率がようやく長期目標に近づくなか、金融政策が一段と中立的なスタンスに向けて移行していくことは、自分自身の見解では適切となる」と述べた。

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