September 6, 2018 / 11:48 PM / 14 days ago

米当局、適切な政策構築でショックに備える必要=ボストン地区連銀総裁

[サンフランシスコ/ボストン 6日 ロイター] - ローゼングレン米ボストン地区連銀総裁は論文で、米国の財政・金融政策に関し、当局は将来起こりうる景気の低迷に対処する十分な手段を有していない可能性があるため、適切なバッファー(緩衝)を構築してショックに備える必要があると指摘した。

 9月6日、ローゼングレン米ボストン地区連銀総裁は論文で、米国の財政・金融政策に関し、当局は将来起こりうる景気の低迷に対処する十分な手段を有していない可能性があるため、適切なバッファー(緩衝)を構築してショックに備える必要があると指摘した。写真はFRB。2012年8月撮影(2018年 ロイター/Larry Downing)

連邦準備理事会(FRB)の利下げ余地が今後も限定的になるとみられるなか、金融政策が効果を発揮するには財政政策からの支援が必要であることを示唆した。

ローゼングレン氏は、財政・金融政策と銀行規制などにおける既存のバッファーは「将来のショックを緩和するには十分でない可能性があり、政策当局が将来の負のショックから米経済を守る余地を狭めている」との見解を示した。

「将来のショックを和らげるための適切な政策バッファーを構築することを一層重視する必要がある」としている。同論文は同氏などの共著で、今週末に開かれる会議で発表される予定。

FRBの政策については「金融政策のバッファーを強化」するか、債券買い入れのような非伝統的手段をより積極的に活用することに前向きになる必要があると指摘。ただ、「これらの手段は政治的に異論が多いことが判明しており、将来の景気低迷に対応して積極的に採用、あるいは採用すること自体が可能かどうかは明確ではない」と続けた。

このため、金融以外の政策当局が取り組みを強める必要があるとした。

ローゼングレン氏は、米国の州の中でも観光産業への依存度が高いことなどから景気悪化の影響を受けやすい州は強力な対応が必要になるかもしれないと説明。

また、大手銀行に対し、将来の景気後退(リセッション)に備えてカウンターシクリカル資本バッファーを積み増すよう要請することが好ましいとの見方を示した。

*内容を追加します。

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