[ブラジリア 19日 ロイター] - ブラジル中央銀行が19日発表した第1・四半期の経済活動指数は2.41%上昇した。
3月の同指数は季節調整済みで前月から0.15%低下、ロイター調査の予想(0.3%低下)より小幅な落ち込みとなった。前年同月比では5.46%上昇だった。
農業部門が予想より好調だったことや、労働市場が耐性を示したこと、またサービス部門の堅調が続いていることを受け、エコノミストらは最近、2023年の国内総生産(GDP)予想を修正している。
ゴールドマン・サックスのアナリストらは、経済活動は今後、景気刺激策に加え、農業部門と食料価格の好調な見通しによる恩恵を受けるとの見方を示した。
一方、新型コロナウイルス禍からの経済再開後の勢いの減退と高水準の家計債務、雇用創出ペースの鈍化、消費者・企業信頼感の低迷がブラジル経済の障害になるとも予想。信用サイクルの反転も強調した。
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