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2020年のブラジル成長率見通し、‐5.8%に上方修正=IMF

10月5日、国際通貨基金(IMF)は2020年のブラジルの経済成長率見通しを上方修正した。ワシントンのIMF本部で2017年4月撮影(2020年 ロイター/Yuri Gripas)

[ブラジリア 5日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は5日、2020年のブラジルの経済成長率見通しを上方修正した。その上で、リスクは引き続き「極めて高く、多面的」だと警告。政府債務については年末時点に対国内総生産(GDP)比約100%に達するとの見通しを示した。

2020年の成長率見通しはマイナス5.8%。従来予想はマイナス9.1%だった。21年は「部分的」な回復を予想し、成長率はプラス2.8%を見込んでいる。

IMFは「大きな」下振れリスクとして、新型コロナウイルス感染の第2波や長引くリセッション(景気後退)による「長期的な打撃」、信頼感の低下などを挙げた。

債務削減に向けた政府の決意を歓迎しつつ、雇用や所得、貧困がコロナ危機前の水準に戻るまでには時間がかかる可能性があると指摘した。

IMFは「公衆衛生、経済、社会の状況が当局の見込みよりも深刻となった場合、追加財政支援策の必要性に備えるべきだ」とした上で、短期的には「人々の命と生活を守る」ことが政策の優先事項になるとした。

また、ブラジルの金利曲線は「かなりスティープ化」しており、長期的な財政を巡る懸念を映していると指摘。債務リスクを軽減するため、「中期的な財政健全化」に向けた一連の構造改革が不可欠になるとした。

財政政策の緩和余地が限られる中、金融政策への依存を拡大する必要があるとも指摘し、ブラジル中央銀行の政策について、インフレやインフレ期待が引き続き抑制されれば、金利を現在の2%から引き下げる余地があるとの見解を示した。

IMFは「健全な財政状況を維持することが条件になるが、補完的措置として、政策金利が長期間低水準にとどまることを示すフォワードガイダンスを継続的に使用することが、金融の安定性にリスクをもたらすことなく、景気刺激的効果を与える可能性がある」とした。

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