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ブラジル審議会、インフレ目標変更を議論せず

[ブラジリア 16日 ロイター] - ブラジル国家通貨審議会(CMN)は16日の月例会合で、インフレ目標について新たな決議を発表しなかった。ルラ大統領が中央銀行の高金利とインフレ目標を批判したのをきっかけに、CMNが自らの権限を使って目標を修正する可能性がここ数週間取りざたされ、今回の会合に注目が集まっていた。

アダジ財務相は14日、CMNは目標の変更について議論しないと述べていた。CMNは財務相、企画予算管理相、中銀総裁で構成され、連邦政府が3票のうち2票を握る。

カンポス・ネト中銀総裁はこのほど目標変更に反対するとともに、大統領が高金利への不満を示すのは通常のことだと発言。これを受けてルラ氏はCMNの会合に先立つ16日のテレビインタビューで、カンポス・ネト氏と口論する気はないと述べた。

ブラジルの消費者物価インフレ率は1月に年率5.77%に下がったが、中銀目標の3.25%プラスマイナス1.5%ポイントを大幅に上回っている。

CMNは通常6月の会合で3年先のインフレ目標を決めるとともに、決定済みの年次の目標を確認する。ただいつでも目標を見直すことは可能で、見直しを議題に乗せる権限は財務省にある。

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