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ブラジル最高裁、ルラ元大統領の汚職証拠の有効性判断へ

 ブラジル連邦最高裁判所は3月9日、ルラ元大統領(写真)に対する汚職捜査で集められた証拠自体が無効とするルラ氏側の訴えについて審理したが、判断は先送りされた。ブラジルのサンベルナルド・ド・カンポで昨年11月に撮影(2021年 ロイター/Amanda Perobelli)

[ブラジリア 9日 ロイター] - ブラジル連邦最高裁判所は9日、ルラ元大統領に対する収賄などの有罪判決を無効とする前日の判決に続き、汚職捜査で集められた証拠自体が無効とするルラ氏側の訴えについて審理したが、判断は先送りされた。

ルラ氏側は訴えの中で、捜査を指揮し、下級審の判事として有罪判決を下したモロ前法務・公安相は公正ではなかったとし、モロ氏の指揮の下で集められた証拠は無効だと主張。最高裁判事の判断は2対2に分かれ、残るマルケス判事が審理の見直しを求めたため、判決は無期限で延期された。

最高裁は前日、モロ氏が判事を務めた南部クリチバの裁判所による有罪判決について、ルラ氏の汚職容疑を審理する権限を欠いていたとし、首都ブラジリアの裁判所での再審が必要だと指摘した。ルラ氏が来年の大統領選に出馬する可能性が出たが、再審理で再び有罪判決が下されれば、出馬資格をまた失うことになる。

しかし、最高裁でマルケス判事がルラ氏側の証拠無効の主張を最終的に支持すれば、事実上の起訴取り消しとなる。

左派のルラ氏が大統領選に立候補すれば、極右のボルソナロ現大統領の強力な対抗馬となるのは確実だ。金融市場は両氏の間で有権者が二極化するとの見方で混乱が広がり、通貨レアルは昨年5月に付けた最安値近くまで下落した。

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