June 8, 2018 / 12:34 AM / 4 months ago

ブラジル大統領、通貨危機のリスクないと強調 中銀は介入姿勢維持

[ブラジリア 7日 ロイター] - ブラジルのテメル大統領は7日、同国に通貨危機のリスクはないと表明した。財政や政治の先行きを巡る懸念から、通貨レアルBRL=はこの日、対ドルで2年超ぶりの安値を付けた。

 6月7日、ブラジルのテメル大統領は7日、同国に通貨危機のリスクはないと表明した。写真は式典に出席するテメル大統領。5日にブラジリアで撮影(2018年 ロイター/Adriano Machado)

一方、ブラジル中央銀行のゴールドファイン総裁は市場への介入を続ける姿勢を示した。

テメル大統領は国営のTVブラジルに対し、「われわれは予算調整に非常に力を入れている。財政問題は万事うまく対処できている」と表明。「(通貨危機の)リスクはない。ドルが大きく振幅するのは正常だ」とした。

テメル氏は、為替相場を動かしている要因の1つは、米金利の先高感高で、複数の新興国市場にこの影響が及んでいるとの見解を示した。また、混戦模様となっている10月のブラジル大統領選が投資家の懸念材料になっていると認めたうえで、誰が当選しても現政権の財政改革を継続する必要があると述べた。

テメル政権はトラック運転手によるストライキを受けて燃料補助金政策を再び打ち出すことを余儀なくされており、政権に対する投資家の信頼が揺らいでいる。

一方、中銀のゴールドファイン総裁は、「必要に応じて」為替・金利市場に流動性を供給すると表明した。

総裁は会見で、来週末までに通貨スワップを通じて最大200億ドルを供給する方針を明らかにした。また、外貨準備を用いて為替市場に介入する可能性を排除しない姿勢を示した。

「すべての手段が利用可能だ」と強調。「当面は、通貨スワップを通じた流動性供給が必要とされているようだ。状況が変わり、需要があれば、外貨準備を使う可能性もある」とした。

ただ、中銀が臨時の政策決定会合を開く可能性は否定。インフレ期待が中銀の目標内におさまっていることを理由に挙げた。

「金融政策は為替政策とは切り離して考えている」と強調したうえで、「金融政策は為替相場の制御に使われることはない」と続けた。

総裁は、中銀の政策委員会は次回会合で5月と状況が変わったかどうかについて検証すると説明。中銀は前月、利下げ予想に反し金利を据え置いた。

ゴールドファイン氏はまた、テメル政権の任期が切れる今年末まで総裁職にとどまる意向を示した。

*内容を追加し、写真を差し替えます。

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