[ブラジリア 31日 ロイター] - ブラジルのボルジェス運輸相は31日、沿岸都市リオデジャネイロと金融センターのサンパウロを結ぶ高速鉄道建設プロジェクトの入札からスペインの企業を排除しないことを明らかにした。スペインでは24日に起きた高速列車の脱線事故で79人が死亡した。
スペインの国有鉄道レンフェは、高速システムを設計するスペインのコンソーシアム(企業連合)に入っている。
インフラ事業を担当する政府機関の責任者ベルナルド・フィゲイレド氏は30日、入札を9月19日に実施する計画に変更はないことも明言した。2011年に実施した入札では応札がなく、現地メディアでは、スペインの事故の影響や事業者からの関心の低さなどを受けて再び入札が延期されるのではないかとの観測が報じられていた。