February 13, 2019 / 9:09 AM / 6 months ago

英政府、「合意なきEU離脱」への対処指針示さず=銀行幹部

2月12日、英国が欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」に踏み切った場合、事業の損害が急増する見通しなのに、英政府から何の指針も示されない──。 テムズ川からロンドンの金融地区を望む。2018年12月撮影(2019年 ロイター/Simon Dawson)

[ロンドン 12日 ロイター] - 英国が欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」に踏み切った場合、事業の損害が急増する見通しなのに、英政府から何の指針も示されない──。同国の銀行からこうした不満の声が挙がっている。

英大手銀行の上級幹部2人がロイターに語ったところによると、銀行側は政府に、サプライチェーンの問題や支払い遅延に見舞われた企業に対する具体的な金融支援や、資金繰りが悪化した企業に貸し出す際の指針など、幅広い問題に取り組むよう要請してきた。だがこうした要請は、聞き入れられていないという。

銀行幹部の1人は、政府の「対応は皆無に等しい」と指摘。「極めて重大な局面にあることを考えると、違和感を覚える」と話した。

「企業支援の面では具体的な話し合いが行われていない。政府が景気刺激策など、どのような措置を講じるかを知る必要がある。これは重大な政治問題なのだが、対応力がないようだ」と語った。

もう1人の銀行幹部は、一時的なキッシュフローの問題に見舞われた企業を支援するためのファンドを設立するよう財務省に提案したが、この提案に財務省はこれまでのところ応じていないという。英銀は現在、破綻の瀬戸際にある企業に貸し出すことを禁じられている。

両銀行幹部の話では、英銀は合意なきEU離脱に伴う混乱に耐えるのに十分な資本を保有しているが、実体経済への資金の流れを確実に続けるには十分ではない。

前述の銀行幹部は「政府が何をするかを明記した計画が必要な状況にある。現時点では、政治的にそうした対応が許されないのかもしれないが、早急に対応しなければならないのだ」と強調した。

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