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英EU離脱、インフレ押し上げ・成長鈍化の公算=中銀総裁
2017年9月18日 / 15:54 / 1ヶ月前

英EU離脱、インフレ押し上げ・成長鈍化の公算=中銀総裁

[ワシントン/ロンドン 18日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)により英国の成長見通しが短期的に押し下げられ、英国がEU離脱後の環境に適応するなかインフレが押し上げられる可能性があるとの見方を示した。

同総裁はワシントンの国際通貨基金(IMF)で行った講演で、英国はブレグジットに伴い通商関係を見直すコストに直面する可能性があるとし、EU加盟国との通商関係の弱体化は短期的には他の貿易相手国との新たな通商を巡る合意で相殺されないと指摘。

ブレグジットは少なくともある一定の期間はグローバリゼーションに逆行した動きとなるとし、その意味で過去50年の歴史に照らし合わせブレグジットは独特のものとなるとの見方を示した。

また、外国市場への開放度が狭まること、英国に来る労働者の数が減少することでインフレに上昇圧力がかかると同時に、生産性が低下すると指摘。将来的に金利が上昇する公算が大きくなるとの考えを示し、「均衡させると、ブレグジットの影響はインフレ誘発的になる可能性がある」と述べた。

また「世界的な均衡金利が上昇している可能性があることから緩やかな金融引き締めの論拠は強まっている」とし、世界的な金融危機から回復するにつれ、これまでの低金利は終わりに近づいている可能性があるとの見方を示した。

カーニー総裁はまた、過去最低水準にある金利は向こう数カ月で上昇する可能性があるとし、英中銀が前週に示したメッセージをあらためて強調。ただ「中銀金利の予想されるいかなる上昇も、ペースは緩やかで、度合いも限定されたものとなる」と述べた。

カーニー総裁の発言を受け、英ポンドは対ドルGBP=D3で下げ幅を拡大し、一時0.9%安の1.3465ドルを付けた。ポンドは対ユーロEURGBP=D3でも一時約0.5%下落した。

英中銀は次回金融政策決定会合を11月2日に開く。

*内容を追加して再送します。

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