December 4, 2018 / 2:53 AM / 9 days ago

英FCA長官、ブレグジット巡り銀行の拙速な業務移管をけん制

 12月3日、英金融行動監視機構(FCA)のベイリー長官は、英国に拠点を置く国際的な銀行について、同国の欧州連合離脱を前にEU域外向け業務をEU域内の金融ハブに移すよう求めるEU当局からの圧力に屈するべきではないとの見方を示した。写真はFCAのロゴ。2013年4月にロンドンで撮影(2018年 ロイター/Chris Helgren)

[ロンドン 3日 ロイター] - 英金融行動監視機構(FCA)のベイリー長官は3日、英国に拠点を置く国際的な銀行について、同国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を前にEU域外向け業務をEU域内の金融ハブに移すよう求めるEU当局からの圧力に屈するべきではないとの見方を示した。

来年3月のブレグジットを控え、英国に拠点を置く30行前後が既に、EU域内の新拠点設置や既存拠点の拡大に向け、欧州中央銀行(ECB)に認可申請を行っている。ブレグジット後に欧州の顧客離れを避ける狙いがある。

ベイリー長官は英国議会の委員会で「企業に対しては、EUに新設した拠点に最低限必要な業務を移管させるよう多少の圧力があると認識している」と説明。

長官によると、英当局はこれまで銀行に書簡を送り、EU域外向け業務の移管については、欧州大陸における十分な経営体制の確保を求めるEU当局からの圧力ではなく、顧客の利益を優先して決定することを求めた。ただ、「誰も英国を離れてはいけないと主張しているわけではない」とも述べた。

EU域内では、フランクフルトやパリ、アムステルダム、ルクセンブルク、ダブリンが金融機関の誘致を積極化させている。

ただ、ECBは「実体のある」事業活動を監督するのに十分な人員が確保されて初めて、域内の拠点新設や拡張を許可すると警告している。このため、各行は業務実態の見直しを余儀なくされている。

ベイリー長官は「この問題は長期化すると想定している」と語った。

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