October 7, 2019 / 12:12 AM / 14 days ago

英、北アイルランドの選択権巡る提案で柔軟な対応可能=EU離脱相

[ロンドン 6日 ロイター] - 英国のバークレイ欧州連合(EU)離脱担当相は、ジョンソン英首相が提示した離脱協定の最終代替案に盛り込まれた、英領北アイルランドの議会に決定権を与える仕組みについて、一定程度柔軟に対応する用意があると表明した。

 10月6日、英国のバークレイ欧州連合(EU)離脱担当相は、ジョンソン英首相が提示した離脱協定の最終代替案に盛り込まれた、英領北アイルランドの議会に決定権を与える仕組みについて、一定程度柔軟に対応する用意があると表明した。写真は英BBCの番組に出演するバークレイ氏。10月6日撮影(2019年 ロイター/提供写真)

離脱交渉では北アイルランドとEU加盟国アイルランドの地続きの国境の取り扱いが最大の焦点となっている。ジョンソン首相は英国全体がEU関税同盟に残留する従来の「バックストップ(安全策)」の代わりに、英国が移行期間終了時に関税同盟から離脱しても同国境やその近辺に検問所を置かず、全ての物品の国境検査を省略する規制ゾーンを設置することを提案した。[nL3N26O42N]

また、2020年12月の移行期間終了前に、北アイルランドの議会がEUの貿易ルールに従い続けるかどうかを決定し、その後も4年ごとに同様の判断を行うことも提案した。

バークレイ氏は6日放送されたBBCの番組で、1998年に成立した北アイルランド紛争の和平合意「ベルファスト合意」に記された、大多数が現状の変更に合意しない限り、北アイルランドは英領にとどまるという原則が「鍵となっている。このため、バックストップは(英議会で)3回拒否された」と指摘。

その上で、今回提案された、北アイルランドの議会に決定権を認める仕組みにこの原則が反映されており、「集中的に交渉するなかでわれわれはこれを検討・議論することが可能」と語った。

EUとアイルランドは、ジョンソン英首相の提案について、英側のさらなる譲歩がなければ合意がまとまる可能性は低いとの見方を示している。

アイルランドのバラッカー首相は、代替案がどのように機能するのか十分理解できないとし、北アイルランドとの開かれた国境を保護しない協定に署名はできないと強調した。「nL3N26O42N」

アイルランドのコーブニー副首相はさらに、北アイルランドの議会に単一市場に残るかどうかの決定権を認めることは事実上、一つの政党に拒否権を与えることになるとの懸念を示している。また、提案されている関税の取り決めは国境やその近辺ではなくても、国境管理や検査の導入が必要になると指摘している。

バークレイ氏は提案された仕組みが「運用上どのように機能するかやどのような法的規定が必要なのかについて、交渉で細部を詰めることは可能だ」と述べた。

ジョンソン英首相は英紙サンへの寄稿で、今回の提案は「実質的な妥協案で必要な部分は譲歩し、同時に英国の国益や国民投票で決定したEU離脱を守っている」と強調。与党・保守党の全派閥だけでなく、北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)や野党・労働党の一部も支持する意向を示していると説明した。

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