July 9, 2018 / 12:48 AM / 4 months ago

英内閣のEU離脱強硬派、メイ首相の自由貿易圏創設案を支持

[ロンドン 8日 ロイター] - 英国のゴーブ環境相は、欧州連合(EU)離脱に関し、EUとモノの自由貿易圏を創設するというメイ首相の提案を支持する考えを表明した。穏健な離脱を描く同案を巡り、EUとの決別を訴えるゴーブ氏など閣内の強硬派の反発はひとまず回避できた格好。

 7月8日、英国のゴーブ環境相は、欧州連合(EU)離脱に関し、EUとモノの自由貿易圏を創設するというメイ首相の提案を支持する考えを表明した。別荘で行われた非公式の閣僚会議で討議するメイ首相と閣僚たち。アリスバーリーで6日撮影(2018年 ロイター)

ゴーブ環境相は英BBCの番組で「わたしは現実主義者だ」と強調。「政治では完璧を追求して本来の目的を見失ってはいけない。この妥協策のいいところは、閣内が一致できるということだ」と述べた。

英首相は6日に別荘で行われた非公式の閣僚会議で、8時間の討議を経て、自らの提案について内閣の合意を取り付けた。

BBCはジョンソン外相がこの提案を口汚く批判し、国民にアピールするには「磨きをかける」必要があると訴えたと報じたが、最終的には合意したもよう。

英サンデー・タイムズ紙は、会議に参加した閣僚27人のうち、7人が反対意見を述べたと伝えた。

メイ首相の提案は、EUとモノの自由貿易を維持する一方で、離脱後はEUとの自由な人の移動は認めず、欧州司法裁判所(ECJ)の管轄からも外れるという内容。モノの貿易に関しては、EUと共通のルールに従う必要があるため、EU離脱派を失望させる可能性があった。

ゴーブ環境相は、この提案によって英国は依然としてEU機関から独立を得ることになる一方、自由貿易協定は企業の利益につながると指摘。「国家主権を行使すべき重要な分野すべてで、英国はそれができるようになる」と語った。

EUの他の加盟国の首脳は、メイ首相の提案を慎重ながらも歓迎する姿勢を示した。

アイルランドのバラッカー首相は、「1週間前よりも先行きを楽観視できるようになった」と表明。「メイ首相が、内閣全体が支持できる文書をまとめることができたのは、真の政治的成功だ」と述べた。

オーストリアのクルツ首相は、英国がようやく方針を示したのは好ましい展開としながらも、まだいくつかの分野で合意をまとめる必要があると語った。

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