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英中銀、コロナ危機対応の手段枯渇せず 積極的な債券購入有効=総裁

Bank of England Governor Andrew Bailey poses for a photograph on the first day of his new role at the Central Bank in London, Britain March 16, 2020. Tolga Akmen/Pool via REUTERS - RC2YKF9RYTS2

[ロンドン 28日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は28日、英中銀には新型コロナウイルス感染拡大から英経済を守るための一段の手段があるとの認識を示した。また危機対応に当たり、大規模で積極的な債券買い入れが最も有効だと述べた。

ベイリー総裁は、米カンザスシティー地区連銀がオンライン形式で主催しているジャクソンホールの経済シンポジウムで、「英中銀は利用可能な措置を使い果たしていない。振り返って見れば、コロナ禍前は政策措置の利用に過度に慎重だった」とし、「利用できる措置が残っていることは、今から考えれば素晴らしいことだ」と述べた。

また、マイナス金利は今や政策手段の一環と強調した。

ベイリー氏は新型ウイルス感染拡大で世界経済が急速に悪化した今年3月に就任。就任早々、利下げや債券買い入れ枠拡大などの対応策を指揮した。

総裁は、英中銀調査で金融市場が危機に見舞われた際、中央銀行による債券買い入れが最も有効な対策であることが裏付けられたと指摘。ただ、こうした措置に効果を持たせるために、中銀がバランスシートを管理する必要があることを忘れてはならないとの考えを示した。

英中銀はベイリー総裁の講演とは別に、利上げに着手する前に資産買い入れ策の一部を引き揚げることの是非に関する報告書を公表。こうした考えは、ベイリー氏の総裁就任前に英中銀が示していた方針とは逆となる。

報告書は、量的緩和の効果は経済情勢に大きく左右されるため、一部を引き揚げることで、利上げほどの引き締め効果をもたらさずして、将来的な一段の対応の余地を作り出せる可能性があると指摘。「政策金利と量的緩和の組み合わせという代替的な組み合わせで適切な政策スタンスが設定できる場合、他の全ての条件が一定と仮定すると、将来的に一段の量的緩和の余地を作り出す組み合わせの方が望ましい可能性がある」とした。

*内容を追加します。

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