[ロンドン 15日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は15日、最近の金利上昇は経済見通しの改善に沿った動きと指摘した。
ベイリー総裁はBBCラジオに対し「ここ1カ月あまり、他国と同じく金利がある程度上昇している。今のところ、これは経済見通しの変化と一致しているとみている」と述べた。
15日、英10年債利回りは、新型コロナウイルス流行が始まった昨年3月以降で最も高い水準で推移している。
ベイリー総裁は、新型コロナウイルスの感染状況が緩和する中、英経済について「かなり警戒しながらも、より前向きになった」と述べ、今年は回復し年末あたりに2019年末の状況に戻るとの見方を示した。
英中銀は18日の金融政策委員会で、政策金利と債券買い入れプログラムを据え置くと予想されている。
ベイリー氏は「英経済にはかなり蓄えが積み上がっている。今後は、それがどう使われるかが問題になる」と述べた。
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