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英銀は資本要件6%上げに直面、バーゼル規制最終適用で=中銀

イングランド銀行(英中央銀行)は7日、世界の銀行資本規制の残り部分を英国で適用すると、2020年代末までに各行の資本要件を約6%引き上げることになるとの見通しを示した。写真は2020年11月、ロンドンで撮影(2022年 ロイター/John Sibley)

[ロンドン 7日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は7日、世界の銀行資本規制の残り部分を英国で適用すると、2020年代末までに各行の資本要件を約6%引き上げることになるとの見通しを示した。

新たな銀行自己資本規制「バーゼル3」の初期段階は10年以上前の世界金融危機の余波を受けて導入。英中銀が「バーゼル3.1」と呼ぶ最終段階は現在行われているパブリックコンサルテーションを経て、25年1月から実施され、HSBC、バークレイズ、ロイズ、ナットウエストといった金融機関に影響を与える。

英中銀ディレクターのフィル・エバンズ氏はイベントで「全体として20年代半ばから終盤まで影響は限定的で、30年と完全な段階的導入までにはバーゼル3.1が英国企業全体の平均で資本要件を小幅に引き上げると考えている」と指摘。いくつかの要因が影響を押し下げることを考えると、今のところ正確な数字を出すのは難しいとした。

その上で「企業には調整の十分な時間を与えている」と述べた。

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